ボヘミアンラプソディーを見てきました。
なにかと話題のボヘミアンラプソディー。
クイーン懐かしいし、音楽好きだし、見とくか。とわりと気軽な気持ちで見に行ったんですが、いや、なんかもう、、素晴らしかったです!
以下ネタバレを含みます。
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映画自体がよくできている
演出とか編集とか伏線の回収とか、すごくよくできています。
あれは結局なんだった?みたいな、映画やドラマにありがちなモヤモヤはありません。
フレディの猫ちゃんの仕種さえも、丁寧に演出に組み込まれています。
ストーリーは、スーパースターの栄光と挫折、そして死…という使い古されたともいえるかもしれない王道なんですが、まったく陳腐なところがありません。
映画を通じて彼と一緒に苦しみ、悩み、希望を見出だすことができます。
彼の感じるルーツによる劣等感、両親への思い、成功したことでの孤独、それから逃げるように荒れる生活、不治の病の絶望、、そして最後に多くの愛情に支えられていたことを知る、フレディの生きざま。
それと同時に周りの人たちの彼に対する思いの変わるところ、変わらないところの細かな描写。
それらすべてが最後のLIVE AIDのライブシーンに収束していくんですね。
お父さんの映画冒頭での一言が、最後あんなふうに返ってくるとは。
そんななんで、もう最後はわかっている(フレディがエイズで亡くなったのは事実なので)のに、いやわかってるからこそいっそう感動が込み上げてきてしまいます。
また、スタジオでの練習の演奏がそのまま次のシーンのバックミュージックに繋がっていたりとか非常に場面場面の流れがいいし、カメラワークも自然でわざとらしさがなく、すごく見やすくて、2時間超があっという間です。
ストーリーの中に出てくる嫌なやつが最終的にスパッと切り捨てられるのも、フレディが親子関係や友情、愛情を取り戻せるのも、ハッピィエンド好きの私からするとすっきりしてよかった。
クイーンへのリスペクトを感じる
上記の通り丁寧な作りになってることもそうですが、フレディ始めクイーンを演じてる役者さんたちの演技がとてもよかったです。
なぜこの映画を撮りたかったのか、それはクイーンが好きだからというシンプルな答えを映画に関わる人たちみんなで共有していた、ということがそのまま伝わってきます。
だからきっとこの映画を観たすべての人が、クイーンの音楽って素晴らしい!と思うと思います。
ライブシーンが最高
最後のLIVE AIDはいうまでもないですが、映画の中で度々あるライブやスタジオのシーンも臨場感があってとてもワクワクします。
LIVE AIDのシーンは、どうやって撮ったんだろう?
観客の表情、クイーンの演奏、フレディの歌声、すべて妥協なし。
映画全体における尺もかなり割いています。
演奏を途中で切ることもなく、ほんとにライブ見てるみたいな迫力と体感があります。
最後はほんとに、泣けるというよりもこころが震えるという感じがしました。
歌の力、バンドの力をあらためて噛みしめることができました。
ただただライブに行きたくなります。
今年の映画はバーフバリに決まりでしょ、と思っていたら最後にすごいのキターーー!という感じです。
あまり映画では泣きませんが、これは涙が出ました。
お正月辺りもう一回見に行きたい。
できれば応援上映で一緒にドンドンダッ(←We will rock youの)とかやりたい。
おすすめです!