ザ・クロマニヨンズのライブに行ってきました。
先日、星野源のワールドツアーのインタビュー&ドキュメンタリー番組をNHKで見ました。
サブカル側のミュージシャンだと思っていたら、あっという間に売れっ子になって、ワールドツアーも成功させている。
海外のミュージシャンと一緒に演奏したり、曲作ったり、どんどん活動の場を広げて、その才能を発揮していっていますね。
売れていくとそうやってどんどん新しいものにチャレンジしたり、活動の場を広げていくっていうのは、そういう機会も増えるし、いろんな人にも出会うので、自然な流れなんだろうなーと思います。
そういう意味では、スピッツは売れても売れる前からのペースを崩さず、アルバム作って、ライブやって、ゴースカ(ファンクラブ限定ツアー)やって、ロックロック(ライブイベント)やってっていうのを、ずーっと繰り返してます。
周りからは今度あれやってみましょう、次はこんなことしたらどうですか?など、いろんなお誘いがあるんだろうけれども、このスタンスを守り続けているんですね。
紅白にも出ないし。
アリーナもやるけど、基本ツアーはホールなどの小さめ会場を回るし。
そういうスタイルを貫くことが、スピッツというバンドとして大事なんだって、きっと考えているのだと思います。
そんなバンドも珍しいかもね、などと思っていましたが、他にもいました。
それが今回ライブに行った、クロマニヨンズです。
クロマニヨンズは2006年に元ブルーハーツ、元ハイロウズの甲本ヒロトと真島昌利さんが中心となって結成したバンドです。
時々ドラマの主題歌(最近だと3年A組でしょうか)や、CMで曲が使われたりもしますが、テレビなどの露出は控えめ。
アルバム作ってライブツアーやって、というのを毎年続けています。
毎年全国津々浦々、約50会場を半年ぐらいかけて回り、ツアーに出てない時はレコーディング。
時々フェスに出たり。
すごくシンプルな活動スタイルなんですよね。
ライブもシンプルで、派手な演出もなく、会場をあおったりすることもなく、アルバムの曲順に演奏していきます。
だからこそ純粋に音が、グルーブが楽しい。
ガチファンではないので、知らない曲もあるけれど、いつどのライブに行ってもすごく盛り上がって、あっという間の楽しい時間と空間を過ごせるのが、ほんとに素晴らしいんです。
ガチファンじゃないけど、そういうライブやってるヒロトとマーシーを年に一回くらい見れるの、ほんとにうれしいなと思います。
ちょうど今日は真島さんのバースデーなんですが、1962年生まれなんで58歳に。
でもライブで、ブルーハーツの時からの黄色いレスポールのギター弾いてた彼は、少年のようでした。
やりたいことを続けられる人は少ないかもしれないけど、そうやって年を重ねてきてる人も確かにいる。
過去じゃなく、今そこにいるっていうのが、たまらないですね。
今を共有できる。
それが、ライブなんだなーと、改めて思いました。
ライブとか慣れてないと、気後れするとか、いつか機会があったらって思いがちですが、行けるときに行っておくのがいいよね、と思う次第です。
ライブにでしか味わえない、一期一会の楽しさっていうのも、あると思うのです。