ヘアドネーションと献血
先日、ニュースの特集で、腰まである長い髪を持つ小学3年生の男の子が紹介されていました。
かれはヘアードネーションのために、小学校入学当時から一度も髪を切っていないとのこと。
ヘアードネーションとは、白血病などの治療で髪が抜け落ちてしまった方のためのウィッグ(かつら)を作る目的で、自分の髪の毛(ヘアー)を寄付(ドネーション)することです。
こどもでもウィッグを待っている方が200人以上いるそうで、そんな話を母親から聞いて、髪を切らないことを決めたのだそうです。
女みたいな男の子って、真っ先にからかいやいじめの対象になりそうなものなのに、母親が嫌ならやめてもいいといっても続けたそうです。
実際そういうこともあったようなんですが、今は担任の先生がクラスのみんなにかれの取り組みを説明したこともあって、カッコイイと言われています。
いじめの対象となりかねない姿をカッコイイとまで言わしめた訳で、信念を貫くっていうのは周りを動かす強い力があるんだなと、小さな男の子に心を動かされてしまいました。
とはいえ、たぶんですが、髪の毛伸ばすだけで誰かが喜ぶならぜんぜんいいじゃん、みたいな気持ちでいるのかもな、とも思います。
強靭な意志というより、やれるからやってるだけ、みたいな自然な気持ちでいるから続くんだろうなと。
自分の「やれるからやってるだけ」は献血ですかね。
ガチなボランティア活動するほど知識や時間もなく、骨髄バンクのドナー登録も踏み出す勇気がないので、ボランティア的な活動は献血くらいです。将来的にやりたいこともありますが、足りないものもあり、今ではないと思っているので。
先週このニュースを見た後、献血センターからハガキが届いていたことを思い出し、昨日行ってきました。
献血はコンディションやタイミングのハードルが結構高いので、行けるときに行かないと案外難しいという側面があります。
なぜなら献血NG条件がけっこうありまして、
・ピアスの穴をあけた後(6か月以内に)
・出血を伴う歯科治療後(3日以内に)
・予防接種後(種類によって空ける期間は様々)
・けがしている
・輸血歴あり
・海外渡航歴(どこそこに何年以上滞在、とか細かい)
・心臓病など特定の病気の既往歴がある
・体重が50kg以下
・70歳以上
などなど、まだあると思います。
それをクリアして中に通されても、血液検査でヘモグロビン濃度が低いと献血できません。
さて血液検査の採血となった時に、看護師さんに口唇ヘルペスを見とがめられて献血できなかったこともありました!いやもう治りかけてるんですけど、との主張もあえなく却下…。
ヘルペスはウィルスですから、感染の恐れあり、ということです。しょうがなかった。。
献血ができるということは、健康を保証されたようなものです。
今回は無事献血させていただくことができました。
意外とハードルの高い献血ですが、いいこともあります。
献血するだけでルーム内のラウンジでお菓子やお茶をいただくことができるのですが、
今回は
・ハーゲンダッツのアイスクリーム(8月の来場者特典?だったかな)
・ドリップコーヒー3パック(メール会員のポイントがたまっていたらしい)
・キティちゃん×けんけつちゃんのハンカチ(ハガキ持参特典)
をいただきました。なんかすいません。。
さらに今回は横浜の献血ルームに行ったのですが、そこは自由に読める漫画がわりとたくさんおいてあり、読みたかったマンガ(よつばと!14巻)も読むことができました。ツタヤで借りなくてよかった。
こうなるとすでにボランティアではないような気もしてきますが、わたしの血液がなにかの役に立つことを祈りたいです。