女性のための鍼灸院 すばるのブログ

横浜市港北区大倉山。静かな町の片隅にある鍼灸院です。鍼灸を通して、妊活、美容鍼、更年期などの女性のお悩みに取り組んでいます。

不妊治療中の鍼灸を受けるタイミング

不妊治療の病院に通いながら鍼灸治療を受けていただいている患者さんは多くいらっしゃいます。

そこで、受精卵を戻すタイミングで鍼灸治療に来た方がよいかと聞かれることがあります。

 

いろいろな判断の方法があるかと思いますが、個人的には、「来れたら来てください」というふうに考えています。

 

鍼灸治療における、不妊治療への取り組みのスタンスとしては、第一によりよいからだ作りのためと考えています。

 それは、食事に気を付けたり、運動をしたりということを継続的に行い、理想の体作りをめざすスポーツ選手のような感じです。

そのため、鍼灸治療も週一回のペースでの通院をおすすめしています。

これまでの治療を振り返っても、このペースを保って治療を受けられている方の妊娠率がやはり高いように思います。

このペースが保てていれば、鍼灸治療の日が必ずしも受精卵を体内に戻す前日や当日でなくてもよいかな、と考えています。

 

とはいえ、鍼灸治療そのもののからだに対する効果ももちろんあります。

生理痛の時におなかを温めるだけでも痛みが軽くなることがありますが、子宮は繊細に環境の刺激に反応する臓器です。

受精卵を体内に戻したり、採卵したりするときはからだも緊張しています。

気持ちも不安だったり、考え事をしたりして、不安定なこともあるでしょう。

そのため普段より血行がよくない状態になっていると考えられます。

そういう体調を整えるために、病院へ行く前日や当日に鍼灸治療をすることは有効に思います。

鍼灸治療でからだをリラックスさせたり、お灸でおなかを温めたりすることは、子宮をよりよいコンディションにすることにつながりますし、気持ちも落ち着きます。

 

でも無理はしないでほしいです。

明日は朝から病院だからといって、仕事の後急いではりに行って、帰りが遅くなり、食事の時間もそこそこに、残業しなかった分の仕事をやってから寝る、、みたいな時は、むしろ早く帰ってゆっくりお風呂に入り、早めに寝たほうがよいのではないでしょうか。

 

鍼灸治療は、基本的にやりすぎる弊害はありません。毎日受けてもよいのです。

反対に、絶対このペースは保たなければならない、ということもありません。

先ほど週一回がよいと書きましたが、月1回、2回でも、継続して受けることでやはりからだは変わっていきます。

自分のコンディションや都合に合わせて、うまく利用するという感じで使っていただければいいなと思っています。

 

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