冬はおとなしく。
12月になり、比較的暖かかった11月よりは寒くなってきたように思います。
11月の全国平均気温は13度ほどありますが、12月は約7度にまで下がります。
いよいよ冬になってきますね。
冬には冬の過ごし方があります。
冬の特徴をふまえた、それにふさわしいことがあるのです。
冬は、東洋医学では「収蔵」という言葉で 象徴されます。
すべてのものは隠れ潜み、じっとしてるのが冬です。
なぜそうしているのかといえば、春に元気よく活動し始められるようにするためです。
冬に活動しすぎると、春に動き出すエネルギーが不足してしまい、新学期や異動など、新しい環境に対応できなかったり、花粉症など、春の病に悩まされたりします。
秋の時に、夏の熱をからだから発散させて窓を閉じ、肺を養生してからだの防衛機能を高めておくことで、冬に寒が入りにくくなり、風邪などにかかりにくくなります。
それと同じように、冬にしっかり養生することで、春を快適に過ごすことができるわけです。
冬にするとよいこと
勉強
冬は自分の中身を充実させることが大事です。
知識を身に付け、春からの生活にいかしましょう。
睡眠時間は長めに
夜が長い季節です。早寝遅起きで、陰を養います。
からだをじっくり休養させて、春に備えます。
温かく栄養のあるものを摂る
これもからだを充実させることにつながります。
また、冷えたからだをそのままにせず、陽を失わないようにします。
お風呂に入る
冷えたからだを温めて、寒に負けないようにします。
冬にしない方がよいこと
激しい運動
汗をかき、エネルギーを消耗してしまいますし、汗でからだを冷やしてしまいます。
開いた毛穴から寒が侵入して風邪を引きやすくなります。
気を巡らす程度の軽い運動くらいにしておきます。
からだを温めすぎない
これも汗をかくことに繋がるので、気を付けます。
部屋を温かくしてTシャツで過ごすよりは、設定温度低めで厚着した方がよいです。
活動的に過ごしたい人からすると物足りないかもしれませんが、1日のうち1/4は眠るように、1年のうち1/4はからだを休めて内側の充実を図る時期が必要です。
花も芽も、春にいきなり出るのではなく、冬の間にそのもとは作らせています。
寒いので、言われるまでもなく引きこもりがちになりますが。。