女性のための鍼灸院 すばるのブログ

横浜市港北区大倉山。静かな町の片隅にある鍼灸院です。鍼灸を通して、妊活、美容鍼、更年期などの女性のお悩みに取り組んでいます。

冬はおとなしく。

12月になり、比較的暖かかった11月よりは寒くなってきたように思います。

11月の全国平均気温は13度ほどありますが、12月は約7度にまで下がります。

いよいよ冬になってきますね。

 

冬には冬の過ごし方があります。

冬の特徴をふまえた、それにふさわしいことがあるのです。

冬は、東洋医学では「収蔵」という言葉で 象徴されます。

すべてのものは隠れ潜み、じっとしてるのが冬です。

なぜそうしているのかといえば、春に元気よく活動し始められるようにするためです。

冬に活動しすぎると、春に動き出すエネルギーが不足してしまい、新学期や異動など、新しい環境に対応できなかったり、花粉症など、春の病に悩まされたりします。

秋の時に、夏の熱をからだから発散させて窓を閉じ、肺を養生してからだの防衛機能を高めておくことで、冬に寒が入りにくくなり、風邪などにかかりにくくなります。

それと同じように、冬にしっかり養生することで、春を快適に過ごすことができるわけです。

 

冬にするとよいこと

勉強

冬は自分の中身を充実させることが大事です。

知識を身に付け、春からの生活にいかしましょう。

 

睡眠時間は長めに

夜が長い季節です。早寝遅起きで、陰を養います。

からだをじっくり休養させて、春に備えます。

 

温かく栄養のあるものを摂る

これもからだを充実させることにつながります。

また、冷えたからだをそのままにせず、陽を失わないようにします。

 

お風呂に入る

冷えたからだを温めて、寒に負けないようにします。

 

冬にしない方がよいこと

激しい運動

汗をかき、エネルギーを消耗してしまいますし、汗でからだを冷やしてしまいます。

開いた毛穴から寒が侵入して風邪を引きやすくなります。

気を巡らす程度の軽い運動くらいにしておきます。

 

からだを温めすぎない

これも汗をかくことに繋がるので、気を付けます。

部屋を温かくしてTシャツで過ごすよりは、設定温度低めで厚着した方がよいです。

 

活動的に過ごしたい人からすると物足りないかもしれませんが、1日のうち1/4は眠るように、1年のうち1/4はからだを休めて内側の充実を図る時期が必要です。

花も芽も、春にいきなり出るのではなく、冬の間にそのもとは作らせています。

寒いので、言われるまでもなく引きこもりがちになりますが。。