女性のための鍼灸院 すばるのブログ

横浜市港北区大倉山。静かな町の片隅にある鍼灸院です。鍼灸を通して、妊活、美容鍼、更年期などの女性のお悩みに取り組んでいます。

月経周期は乱れていませんか?

月経の周期は通常、25日~38日の間隔で訪れます。

この間隔は、生理開始日から数えはじめ、次の生理開始日までの日数になります。

この範囲内で、だいたい同じような間隔で毎月きていたら、特に問題はありません。

この範囲内でも、いつも26日くらいなのに今回は38日だったとか、少しブレることがあると思います。

その場合、最近ちょっと忙しかったかなとか、ストレスが溜まっていたかなとか、エアコンがきつかったなとか、少し思い当たることがあるかもしれません。

1、2周期の乱れであれば、上記のような一時的な原因であることが多いです。

しかし、もう3か月きていないとか、終わったと思ったらもう始まった、といったように、正常の範囲を超えた周期で生理がくる場合は、一度病院で診てもらった方がよいと思います。

それで特に問題が見当たらないと診断されたら、生活を見直したりしてからだを整えることが大事になってきます。

東洋医学では、生理不順はその乱れの違いによって、からだの状態も違うと考え、治療も異なってきます。

言い換えると、生理不順の状態によって、からだの状態も推測できるということなのです。

 

生理が早く来る場合

熱が多いと、生理が早くくる傾向にあります。

肝虚証で血が不足すると、水分が少ないために相対的に熱が旺盛になるのですが、その熱が血室(子宮)に入り、出血を促すからです。

これは肝虚熱証になっていて、イライラした精神やPMSになりやすい状態です。

 

生理が遅く来る場合

肝虚熱証が進んだり、もともとの体質で、血が不足した上にからだが冷えていると、生理が遅くなります。

生理を起こす血が不足しているのに加え、冷えて子宮が十分に働くエネルギー(陽気)が足りなくなっているので、なかなか生理がこなかったり、無月経になったりもします。

肝虚寒証という証になりますので、改善に時間を必要とします。

 

生理周期が安定していない場合

瘀血があると、子宮に血がとどまるので生理が遅れがちになります。

または瘀血によって熱の滞るところと冷えるところがあり、それにより生理の周期も安定しません。

生理の血は赤黒く塊が出たりします。

子宮筋腫ができやすくなるのも瘀血が原因になります。

血の流れが悪いので、手足の冷えがあります。

 

必ずしもすべて当てはまるわけではありませんが、生理の周期のみだれには、なんらかのからだのバランスの偏りがあります。

病気ではないからとか、生活に支障がないからとそのまま放置していることも少なくないのではと思いますが、不妊の原因になったり、生理痛やPMSを引き起こしたりします。

生理の周期が乱れているときは、一度病院にいってどこか悪いところがないか確認した上で、生活を見直したり、食事に気を付けたりしてみるのがよいと思います。

 

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