もうすぐゴールデンウイーク!お出かけもいいけど…
昨日は平成最後の水曜日、今日は平成最後の木曜日、そして明日は平成最後の金曜日です。
だからなんだという訳ではありませんが、年号が変わることでなんとなくひとつの時代の区切りとなるような気もします。
令和はどんな年になるだろう?のような。
元号が変わることで祝日が増え、今年のゴールデンウイークは10連休となりますね。
テレビもお出かけ情報などの様々な特集を組んでいて、長い休みへの期待感を感じます。
気候もよい時期ですし、予定をたくさん入れて満喫するのもよいですよね。
一方で、そんなに休みがあってもやることがないとか、海外旅行なんて無理無理、とかそもそも仕事だし、などというつぶやきも聞こえてくるようなこないような。
さて、ゴールデンウイークの時期は、東洋(医学)的にみると、土用の時期にあたります。
土用とは?
季節は4つなのに五行は5つあるので、それをどのように考えるかということでもありますが、各季節の最後に「土」がくることには意味があります。
それは季節の交代をスムーズに進めるということです。
「土」は五行の中心にあたります。
以前五臓の配置をこのように↓説明しました。
これを五行に置き換えるとこのように↓なります。
季節は春から夏(木から火)に変わっていきますが、その際かならず中央を通ります。
土には土(つち)の働きがあります。
つまり、すべてのものを分解し、土に還す。そして命を養う栄養分を作り出す。ということです。
この働きにより、春の気をいったんリセットして夏につなげるということがスムーズにできるのです。
またこの働きは、五臓の脾の働きにも応じます。
脾は口から入った食べ物を受け止め、消化し、栄養に変えます。
春の土用は、春という季節を過ごすために頑張り、疲れた「肝」に栄養をわたして癒してあげる時期なんですね。
夏の土用にウナギを食べて精を付けよう!と江戸時代に平賀源内がプロモートしたのも、そういう五行の考え方に基づいているのです。
季節の変わり目ということで疲れが出やすい時期でもある土用。
今年の春の土用は4月17日から5月5日です。
ゴールデンウイークはばっちり土用の期間と重なっていますので、からだに負担をかけずゆっくり過ごすのも理にかなっています。
周りは遊んでいるのに自分は何もしてないなーと考えるとネガティブになりがちですが、ゆっくり過ごすのにふさわしい時期なんだもんね、と発想を切り替えればきっと有意義に過ごせると思います。