女性のための鍼灸院 すばるのブログ

横浜市港北区大倉山。静かな町の片隅にある鍼灸院です。鍼灸を通して、妊活、美容鍼、更年期などの女性のお悩みに取り組んでいます。

寒いのに湿疹?

皮膚トラブルはどんな時も起こり得ますが、冬のこの時期に現れるものもあります。

外気の温度差による寒冷蕁麻疹が代表的ですが、湿疹ができやすくなるという方もいらっしゃいます。

乾燥で粉を吹いたようにかさかさになってしまう場合もあります。

冬に起こる皮膚トラブルは、風寒が原因のことが多いです。

風は五邪のひとつで、風邪でお馴染み、からだに侵襲しやすい邪です。

寒をともなう風が風寒になるのですが、これが皮膚表面をおかして悪寒や発熱を引き起こすといわゆる風邪を引いた状態になります。

そこまで内部までいかないけれど、風寒が皮膚表面の機能を損なうと、湿疹などの皮膚トラブルになります。

皮膚を支配しているのは五臓でいうと肺になります。

肺は汗をかかせたり毛穴を開閉したりして、温度調節を常時行っています。

風寒の侵襲によってその機能が損なわれ、発散すべき熱が皮膚の下に滞るとその場所に湿疹として現れるということになります。

熱がこもるので赤みを帯び、かゆみもでたりします。

このように肺虚タイプの人は皮膚トラブルが起こりやすいですが、少しからだが弱ってしたりした時も一時的に皮膚の調整能力が落ち、湿疹や蕁麻疹が出てしまうこともあります。

皮膚はからだの一番外側なので、常に風、寒の邪におびやかされています。

ちょっとしたことでその影響を受けやすいのですね。

 

もちろん、からだの中からおこるトラブルが皮膚に現れることも多いですが、それはまた違う仕組みによるので別に説明したいと思います。

 

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