かかとのひび割れは自宅ケアで。
今日は寒くなりました!
12月も中旬になろうかという時期なので当たり前なんですが、冬がきたという感じがします。
さて、冬が来たなと思うことのひとつに、乾燥があります。
手先がガサガサに荒れたり、すねが粉吹いたようになったり。
中でもかかとのひび割れは、ひどいと出血したりもして歩くのが辛くなることもあります。
靴が合わないとか、ブーツで蒸れるとか、かかとが荒れる原因は他にもありますが、乾燥によるということも大きいです。
一方でからだの内側からの原因もあります。
足が冷えて血行が悪くなることです。
血行が悪くなると十分な栄養が届かないので、かかとに潤いが不足して乾燥によって水分が失われる分が十分補えなくなります。
また荒れた皮膚の再生スピードも落ちて、治るスピードより荒れるスピードが早くなってしまいます。
寒い時期、寒い環境下ではからだの先端は熱が奪われやすい部位です。
そのためくるぶしから先の冷えはからだにはそれほど影響がないのですが、かかとのケアを考えたときは少し対策が必要になります。
かかとのケアの方法
冷やさないようにする
部屋のなかでも靴下を履き、かつ底のしっかりしたスリッパを履いて床からの冷えをシャットアウトするようにします。
外出時は足の皮膚の露出を避け、フットカバー&パンプスではなく、ブーツやスニーカーなど足を覆うような靴を履くほうがよいかと思います。
マッサージ
荒れてるなと気がついたら、ハンドクリームでマッサージするとよいです。
かかとを手のひらで包むようにして握りしめ、そのまま手をくるくる動かすようにします。
握り方を変えて、またくるくる動かす。
そんな感じで握る角度を変えながら、温めるようにさすります。
ごしごしこするようにしてしまうと、ひび割れが開いてしまって、反って出血などを招いてしまいかねません。
続けているうちになんとなく足先の方も温かく感じられるようになります。
お灸
自宅用のお灸があれば、足を温めるのに有効です。
かかとのケアには、太谿という経穴にお灸するとよいかと思います。
太谿は内くるぶしの中心と、アキレス腱の中間点にあります。
入浴
お風呂に入って、足先まで温めることも大事です。
足先まで十分温めるにはお風呂が一番有効です。
こたつだと暑くなりがちで汗ばむこともありますので、そうなると水分を失ってしまいます。
かかとのひび割れはいたくなったり、タイツがひっかかったりして初めて気がつくことも多いです。
ひどくなる前に自分のかかとを確認してみましょう。
ひび割れで出血してしまっている状態の場合は、鍼灸治療の際、お灸したりなどでケアできます。
ほかの症状で鍼灸治療を受けにいらした時でも合わせて治療しますので、気になっていたら遠慮なくお話しください。