バランスよく食べることの大切さ。
健康によいとされる様々な食べ物がよくメディアなどで紹介されています。
具体的な症状を挙げて、それを改善するのによい食べ物はこれ、といったかなり限局的なものも見ます。
紹介された後は売り切れたりもあったり。
だいたいはあまり覚えていられなかったり、続けられなくなったりしていつの間にか止めてしまっているかもしれませんが。
東洋医学でも、この証にはこの食べ物を摂るとよいというものはたくさんあります。
これは季節など気候や体質に応じた無理のない食生活を勧めているからです。
でも、一番大事なのはバランスよく食べるということです。
これが体によいからといってそればかり食べるのはかえってよくないです。
これは、ダイエットでも言えます。
○○抜きダイエット、とか特定の食べ物をとらないのもバランスを欠きます。
からだは必要な量を食べると、脳の満腹中枢から「おなかいっぱい」という指令が出て、それ以上食べたい意識が減退します。
脳は血糖値など食べたものから得た情報にもとづいて満腹中枢を発動させます。
しかし、食べたものに偏りがあると、あるものは必要以上にとっていても、まだまだ足りないものがあると満腹中枢は十分に働きません。
お腹があまりすいていないのに口が寂しいとかで何か食べてしまう人は、十分とれていない栄養素があるのかもしれないのです。
一度の食事ではあまり感じないかもしれないですが、慢性的に片寄りがあると、食欲がわかないとか、満腹感がないとかいうことになります。
そうなると、もう十分とっている方の栄養素をさらにとってしまって、足りない方は一向に補えない、だから満腹感が得られないという悪循環におちいる可能性もあります。
ダイエットのつもりが、肥満につながることも考えられます。
また、食欲は命に関わる欲求なので、頭で考えて抑えるのが難しいです。
正しい食欲を維持するにはバランスよい食事がよく、それが健康やダイエットにつながります。
でも毎回の食事でバランスを完璧に!となるとしんどいですね。。
だいたい一週間くらいの単位でバランスが整っていればよいのかなと思います。
慢性的な片寄りにならないように、ちょっと気を付けるくらいから考えてみるとよいのではないでしょうか。