女性のための鍼灸院 すばるのブログ

横浜市港北区大倉山。静かな町の片隅にある鍼灸院です。鍼灸を通して、妊活、美容鍼、更年期などの女性のお悩みに取り組んでいます。

脈で妊娠がわかる!?

鍼灸治療では、両手首の脈を診ることで、治療に必要なさまざまな情報を得ます。

  • 五臓のどれが虚しているか?
  • 実(じつ)があるか?
  • 熱の波及先はどこか?
  • からだが冷えているか?
  • 疲労が溜まってないか?
  • 熱が出てないか?

などなど。。

また、同じ人でもいつもと違うときは気を付けてみます。

そんな治療に欠かせない脈診ですが、ちょっと変わったことがわかるときがあります。

それが表題のとおり、妊娠したときです。

着床すると、脈が「滑脈」という状態の脈に変わる、と言われているのです。

滑脈とは、滑らかに流れ、くりくりして力強い脈状をしているのが特徴で、古典には「お盆に玉を転がした様」と記述されています。

湿のあるときにも確認される脈とされていますが、妊娠すると現れる脈として有名(?)です。

そして胎盤が形成される安定期に入る頃に消失し、普通の脈に戻るといわれています。

ですが実際臨床ではそんなにはっきりと、おぉっ、滑脈になってる!みたいなことはあまりないかなーと思っています。

普通の時の脈と比べてちょっと変わってきてるかも?というくらい。

 

もうひとつ、赤ちゃんが男の子か女の子かがわかる、と言われています。

右手首の脈が左より強いと女の子、逆だと男の子だと、言うんですね。

これは陰陽の考え方に従った説で、陰陽では左が男、右が女だとしているからです。

これはなんとなくですが、当たっているように思います。

とはいえ、現在はエコーの画像解像度も進んで、早い段階から性別が分かるようになりましたが。

 

脈診は単純ですが奥深いもの。

細かい見方を追求していくのは、一生の課題になります。

 

subaruhari9.hatenablog.com

 

 

 

 

安定期にはいる頃に普通の脈に戻る