臭いがわからない~見えない悩み
風邪をひいた後や花粉症の時など、においがわからなくなって困ったことはないでしょうか。
普段はにおいについて、それほど意識していなくてもなくなると案外困るものです。
においがわからない主な原因
1風邪やアレルギー鼻炎などによる鼻詰まりのため、においの粒子が嗅細胞まで届いていない。
2.副鼻腔炎などで慢性的に粘膜の腫れが生じ、においの粒子が嗅細胞まで届いていない。
3.風邪のウィルスにより嗅細胞が障害され、においを感知できない。
4.加齢によるにおいの感覚の低下
5.頭を打つなどのけがによるもの
6.ストレス
多くの場合は1、2,3ではないかと思います。
6も見過ごせません。
鼻詰まりが解消されることでにおいの感覚がもどればよいのですが、治ってもにおいが戻らないこともあり、さらにそれが続くことも少なくありません。
においがわからないと、
食事がおいしく感じられなかったり、危険に気付けなかったり(焦げたにおい、ガソリン、ガス、腐った臭いなど)など、ストレスも溜まります。
他の人が香りを楽しんでいるのに自分には感じられないと、つらいですね。
鍼灸治療では、このようなにおいがわからない症状に対して、わりと即効性があるように思います。
においがわからないと言って治療に来ることはあまりないのですが、話をする中で、そういえば風邪ひいてからずっとにおいがわからなくて、などと伺うことがあります。
その時に普段の治療ににおいの治療も合わせて行いますと、早い方では治療中から、「あぁ、お灸のにおいがしてきました!」とおっしゃられるかたも。
もちろん「においがしない」ということで治療にいらしても大丈夫ですので、気になっている方はぜひ試していただきたいと思います。