痛みからわかること。
病院などに治療に行こうと考えるとき、だいたいはどこかに痛みを感じた時ではないでしょうか。
頭が痛い
お腹が痛い
腰が痛い
など。。
痛みがあると不安になりますし、ないより辛いですね。
気持ちも沈みます。
そして病院に行ったら、痛みについてお医者さんに説明すると思います。
頭のこめかみのところがずきずきするとか、急に激しい痛みが襲ってきたとか。
この痛みについての感覚が、鍼灸治療においてもとても重要になります。
痛み方の特徴によって、どんな証なのか推測できるのです。
痛みの種類
- 脹痛(張った感じ、苦しい感じの痛み)…気が滞っている状態の時の痛みです。
- 刺痛(刺すような痛み。場所は固定)…お血があるとこの痛みが出ます。
- 酸痛(だるい痛み)…虚がみられるときや痰湿があるときの痛みです。
- 灼痛(灼熱感をともなう痛み)…熱がある時の痛み。
- 疝痛(差し込むような痛み)…肝の病症で、臓器の痙攣が原因です。
- 隠痛(がまんできる持続性の痛み)…虚証です。
こんな感じで、痛みからの情報を合わせて証を考えていくことができます。
また、急性症状は痛みが激しく、慢性症状はずっと続く、気になるなーという感じの痛みになります。
わりと重要な情報になるので、結構尋ねてしまうのですが、意外と痛みを説明するのは難しいんですよね。。
なるべく感じたように表現いただけたらと思います。