扇風機に気をつけろ!?
少し暑さが落ち着いてきました。
このまま秋になればよいですが、週末は気温が高い予報になっています。
季節の変わり目は前線を挟んで、南からの夏の高気圧と北からの秋の高気圧がせめぎあいます。
夏の蒸し暑い空気と、秋のカラッとした爽やかな空気が交互に入れ替わりながら秋になっていくんですね。
もうしばらくの我慢です。
さて、暑さ対策にエアコンがかなり普及しています。
猛暑日などは、ないと命にかかわるくらいのことを気象予報士さんも言ってますので、もはや夏の必需品といえそうです。
その流れを受けて、扇風機の立ち位置が変化しています。
今までは風を送るのに使っていた扇風機。
汗をかいた肌に風が当たると気持ちよい。
そんな感じだったと思います。
それが最近では、エアコンの冷気を部屋中まんべんなく回すのに使っていることのほうが多くなってきているのではないでしょうか?
扇風機の役目が、変わってきているのです。
そうなってくると、今までと同じ考え方で使っていると思わぬことが起こったりします。
かいた汗の蒸発を促していた扇風機。
それにより気化熱がからだの熱を奪う作用が増長されて、からだを冷やすのに役立っていました。
しかし今はエアコンが部屋全体の気温を下げ、あまり汗をかかなくても快適に過ごせるようにしています。
その状態で今までの感覚で扇風機にあたると、エアコンの冷たい空気がからだにあたり続けることになります。
それによりからだの熱を奪いすぎてしまい、からだを冷やしてしまうのです。
その結果
- 足がだるい
- 足がつる
- 寝違えた
- 腰が痛い
- 喉が痛い、鼻が出る(風邪をひいた)
といった症状が出やすくなります。
風は肝や肺に影響を与えやすいので、筋肉のつりや痛み、のどや鼻の不調を引き起こしやすいのです。
エアコンをつけている時は、からだに風が当たらないように扇風機を使いましょう。
夜寝るときは、エアコンと扇風機の同時使用は避けた方がよいと思います。
風による不調はすぐ出るのが特徴でもあります。
ちょっとしか当たってなくても、熱を奪う作用は思いのほか大きいと考えてください。
ちょっとした注意を忘れずに、快適に夏を乗り切りましょう!