笑いは心とからだの万能薬(^o^)
笑うことが健康によい、いうことは最近よく聞きますね。
最近というよりは、もう一般的な認識になってきているかもしれません。
一昨日のNHKでもこんな特集が↓
笑うことのどんなことがからだによいのでしょうか?
あらためてまとめてみます。
笑うことで健康によいとされる効果
- NK細胞が増加し、免疫力がUPする
- ガン細胞を抑制する
- 副交感神経が活性化し、ストレスを和らげる
- 血糖値が改善(下がる)
- 認知症の予防
- 美容(小顔、たるみ防止)効果
など、なんだかいいことずくめです。
しかも、作り笑いでも効果があるとのこと。
お箸をくわえると、笑ったのと同じような筋肉が使われるそうです。
作り笑いもよいですが、笑うというのは、コミュニケーションの中で生まれます。
人とポジティブなかかわり合いをすることが、からだにとってもよいことなんですね。
笑顔は、心理的に自分にも他人にもよい影響を与えます。
笑顔の心理的効果とは
相手に安心感を与える
笑顔を相手に向けるということは、「あなたに対して敵意はありません」「あなたのことを受け止めます」という意思表示として伝わります。
初対面の時に無表情だったり、緊張した面持ちだったりすると、相手は何を考えているのか予測できません。
予測できないから、怒ってるかもとか、相手にされないかもとか、悪い方に考えて身構えます。
高圧的な印象を与えることもあります。
でも笑顔だと、上記のポジティブな印象を与えることができるので、相手が警戒心を緩め、こころを開きやすくなります。
個性を伝えられる
笑い方は、その人の個性が表れます。
豪快に大声で笑う人もあれば、優しく微笑む人もいます。
笑い方で、どんな性格なのかなんとなく知ることができるのですね。
人から好かれる
笑顔は相手の警戒を解き、相手を受け入れ、自分の内面を見せる。
また、一緒にいて楽しい、嬉しいという気持ちも伝わるので、相手も自分といて楽しいんだなと感じることができます。
その結果、相手も自分にポジティブな感情を持つようになります。
笑顔の人のまわりには、自然と人が集まります。
まさに「笑う門には福が来る」ですね。
自分の容姿に自信がないと、ネガティブになることがあるかもしれません。
しかし人は、本当は容姿を見ているのではなく、自分が受け入れられるかどうかを見ています。
基本的に人は怖がりなので、安心できることを重要視しているからです。
人間関係をよくしたいなと思っていたら、笑顔を見せることから始めてみてはどうでしょうか。
笑顔が苦手な方は、身近なところから練習してみるとよいかもしれません。
お店のレジで、ありがとうといいながらちょっと笑ってみるとか。
忙しいのでリアクションがないこともありますが、練習なので、気にせずに。
店員さんも人ですから、嫌な気はしていないはずです。
東洋医学の笑顔
東洋医学でも、精神的に安定していると笑顔になると考えます。
五行では、人が口から発する音を五行に分けた五声(呼・笑・歌・哭・呻)というものもあり、その中で「笑」は五臓の「心」と同カテゴリーです。
また感情を表す五行の五志(怒・喜・思・優悲・驚恐)では、「喜」が「心」と同じになります。
心は精神を管理しているので、心が安定しているとポジティブな感情を持ち(=喜)、自然に笑顔が出るのです。
逆に心の働きが悪くなると、異常な笑いとなります。
サスペンスなどで、追い詰められた犯人が急に笑い出すことがありますが、精神的に崩壊しそうになると笑いが出るという訳です。
また、人を困らせたり、ばかにしたりしながら笑う人も、こころに問題を抱えていると言えるかもしれません。
つまり心の状態が、笑い方に表れるとも言えますね。
笑いが心臓病によい、との記事もありました↓
笑いと心臓病 | 今月のトピックス | 公益財団法人 日本心臓財団
何千年も前の古典の記述を、現代医学が裏付けているようで、興味深いですね。