コロナ疲れにも。今おすすめの食べ物とは。
1月下旬から日本もとい世界を騒がせている新型コロナウイルス。
新型ということでわからないことも多いせいか、感染を恐れ世の中がピリピリしていますね。
ドラッグストアに行列を作る人たち
ニュースで報じられる感染者数
ネットの今後に対する様々な憶測記事
連日このようなものを目にしたり、外出時に気をつけたり、いろいろと気が休まず、疲れを感じている方も多いのではないでしょうか。
今、季節は春を迎えています。
春の上昇する気を受けて、木々が芽吹き、気温が上がり、虫が冬眠から目覚めます。
また、肝の半陰半陽の性質も春は持つので、暖かくなったり寒くなったり、天気がよかったり雨が降ったりと、陰と陽を行き来する気候にもなります。
その影響はもちろん人も受けます。
上昇する春の気を受けて、頑張るぞ!と自分の力にできる場合はよいのですが、体調が万全でないと、それを受け止めきれずに不調が現れます。
肝を傷つけてしまうのです。
そうすると、
- のぼせ
- 動悸
- 頭痛
- 肩こり
- 目の疲れ
などのからだの症状だけでなく、
- イライラ
- 不安感
- 焦り、落ち込み
などこころの状態にも影響が出ます。
これは昔から、春は”木の芽時”と言われていて、おかしな行動をする人が増えることが経験的に知られています。
ただでさえ不安定な春なのに、今年は超暖冬で冬にじっくりエネルギーを蓄えることができませんでした。
つまり、冬は腎を養う季節なのに、今年はそれが十分なされなかったということです。
腎は引き締め固める力を持ちます。
そのため、フワフワ感を抑える力が例年より弱いのです。
さらに、腎の五神は「恐・驚」ですので、腎が足りていない今年は、「恐れ、驚き」易い状態になっています。
そこへコロナ騒動が起こりました。
目に見えないウイルスはとても不安ですので、病気の流行はパニックを起こしやすい。
それなのに、春の気がそれを増長させてしまっていて、それを制御する腎の力も弱くなっているのです。
とてもタイミングが悪いともいえるし、こんな条件が重なったからパニックが起こりやすくなったとも言えます。
こんな時は、ひとりひとりが少しでも落ち着いて行動することが求められます。
そのためには
- 病気についてわかっていることを理解する
- 正しい情報を得る
ことが大事になります。
そしてさらに、そんな春の気を落ち着かせるためには、春の食べ物を食べるのがよいのです。
特に春が旬の野菜を摂るのがおすすめです。
などですね。
春の野菜の特徴は、独特の苦味や香りです。
苦味は熱を下す作用があります。
フワフワとからだをのぼせさせている気を引き締め、ぼうっとしていた頭をクリアにしてくれます。
香りは滞っている気を流し、気持ちを爽やかにします。
食べ物くらいで、と思うかもしれませんが、例えばさっぱりと煮た蕗を口にした時のハッとする味と香りは、我に返るような感覚をもたらしてくれます。
春は特に旬らしい出回る期間の短い野菜が多くあります。
おいしく丁寧に食べて、いったん落ち着きましょう。
春(の不調)は春(の食べ物)をもって制す。
季節の力をうまく活用して元気に過ごしましょう。