手足の冷えを改善するには。
最近、寒くなってきましたね。
特に朝や夜は気温が低いです。
気温が下がってくると、手足の冷えが気になり出すという方も多いのではないでしょうか。
このようにからだは冷えてなくても手足が冷たくなかなか温まらないような状態を、末端冷え性と言ったりします。
末端冷え性は、カイロを握ったり、厚手の靴下をはいたりしても改善が難しいです。
なぜ手足が冷えるのか。
気温が低くなると、からだの熱を逃がさないよう、手足の末端の血管が収縮します。
そして血液をからだの中心に集め、臓器など生命に大切な部分を温めようとします。
寒くなったときの正しい生理反応だとも言えますが、 冷えた手足はつらいものです。
末端冷え性を改善するには、この生理的な仕組みのため、手袋や靴下をつけただけでは難しいのです。
からだを温める
からだに集められた血液が十分温かければ、手足にめぐってくる血液も温かくなります。
特に朝は体温が一番低くなっている時間です。
また、肝臓に集まっていた血液を手足など末端に巡らせる必要があります。
そのため温かい朝食をしっかり摂ることが大事になります。
末端冷え性に悩んでいるときは、ヨーグルト、サラダ、パンなどより、ごはんとお味噌汁などを摂って胃腸を温めましょう。
運動する
ジョギングなどしっかりしたものでなくても、ゆっくりストレッチを行うことで筋肉が伸縮されます。
筋肉が伸縮することで血流も改善されます。
会社に到着した時、ふくらはぎや腕をちょっとじっくり伸ばしてみると、徐々に手足が温まってきます。
辛味を少し摂る
生姜など、辛味の食べ物を少し摂ると、末端の血管が拡張されます。
辛味は汗をかくために末端の血管を広げようとするわけですが、たくさんでなければ手足が冷えたときの改善に役立ちます。
おすすめはシナモンとショウガの入ったホットミルクティです。
シナモンはからだを温める働きがありますので、ショウガの発散作用を穏やかにしてくれます。
食事の量を増やす
摂取するカロリーが不足していると、十分にからだを温めることができず、常にからだ中心に血液が優先されて、手足にめぐらない状態となります。
自己流で食事制限などしていると手足の冷えの原因になります。
栄養も偏りなく、糖質、タンパク質、脂質の3大栄養素はきちんと摂るようにしましょう。
足が冷えてなかなか眠れない時は、靴下をはくより、ストレッチをしたり、白湯を飲んで見るのもよいかもしれません。