からだのコンディションは爪に現れる
爪がすぐ割れてしまう、爪がぼこぼこしている、など、爪に関するトラブルはわりとあります。
何もしないでもきれいな爪も素敵ですし、ネイルでお手入れされた手も魅力的です。ネイルするから見えなくなるとしても、その土台となる爪の状態はよくしておきたいですね。
爪の状態からは様々な体調を読み取ることができますが、東洋医学的に爪を考えていきたいと思います。
爪は筋の余りと言われ、筋の状態が爪に反映されると考えます。
筋は肝がつかさどっている臓器で、特に血を必要とします。
そのため、肝が虚して血がからだに足りなくなると、からだの末端である指先まで十分血が行き届かず、爪に異常が現れるのです。
爪が薄い
縦線が入っている
ぼこぼこして滑らかでない
へこんでいる
そのような爪になっていたら、肝が虚している状態にあります。
肝が虚している状態は、
過労
ストレス
目の使いすぎ
月経過多
産後
栄養不足(偏食)
などから起こります。
また、辛味を過食すると筋急して爪枯れるという記述もあります。
筋急して、とは筋肉がひきつるということ、爪枯れるとは爪が乾燥するということです。
辛味を摂りすぎると汗をかくので、血が不足して筋肉の動きが悪くなり、また皮膚においては乾燥につながります。
もし爪に異常がみられたら、最近の生活状況を振り返る良い機会だと思います。
からだから届けられるメッセージをうまく拾って、健康管理に役立てられるといいですね。