女性のための鍼灸院 すばるのブログ

横浜市港北区大倉山。静かな町の片隅にある鍼灸院です。鍼灸を通して、妊活、美容鍼、更年期などの女性のお悩みに取り組んでいます。

からだのコンディションは爪に現れる

爪がすぐ割れてしまう、爪がぼこぼこしている、など、爪に関するトラブルはわりとあります。

何もしないでもきれいな爪も素敵ですし、ネイルでお手入れされた手も魅力的です。ネイルするから見えなくなるとしても、その土台となる爪の状態はよくしておきたいですね。

爪の状態からは様々な体調を読み取ることができますが、東洋医学的に爪を考えていきたいと思います。

 

爪は筋の余りと言われ、筋の状態が爪に反映されると考えます。

筋は肝がつかさどっている臓器で、特に血を必要とします。

そのため、肝が虚して血がからだに足りなくなると、からだの末端である指先まで十分血が行き届かず、爪に異常が現れるのです。

爪が薄い

縦線が入っている

ぼこぼこして滑らかでない

へこんでいる

そのような爪になっていたら、肝が虚している状態にあります。

肝が虚している状態は、

過労

ストレス

目の使いすぎ

月経過多

産後

栄養不足(偏食)

などから起こります。

 

また、辛味を過食すると筋急して爪枯れるという記述もあります。

筋急して、とは筋肉がひきつるということ、爪枯れるとは爪が乾燥するということです。

辛味を摂りすぎると汗をかくので、血が不足して筋肉の動きが悪くなり、また皮膚においては乾燥につながります。

 

もし爪に異常がみられたら、最近の生活状況を振り返る良い機会だと思います。

からだから届けられるメッセージをうまく拾って、健康管理に役立てられるといいですね。

 

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