梅雨の季節のおすすめ健康法。
今年は雨がよく降りますね。
梅雨らしいと言えばそうなのですが、湿度が高くてスッキリしないし、雨に濡れて冷えるしでなかなか過ごしにくい時期です。
湿度が高いと汗が蒸発していきにくいのでからだに余計な水分がたまり、それでからだが重く感じます。
そうなった余計な水分を湿邪といいますが、停滞した湿は気血のめぐりを阻害しますので手足に気血が十分いきわたらなくなります。
そうするとからだを動かすのがだるくなります。
また、胃に水が停滞すると胃の働きも悪くするので、食欲が落ちたりやる気がでなくなります。
ようするに、湿邪によって脾虚になってしまいがちなのです。
梅雨がうっとうしいなーとだらだら過ごしていても楽しくないし、そんなことをしていても食欲は出てきません。
食べないとますます気血不足になりよけいだるくなり、、悪循環です。
こんなときにおすすめなのは、歌うことです。
カラオケに、行きましょう!
五臓の特徴が現れやすいからだの部位の分類に、五官というものがあります。
肝→目
心→舌
脾→口
肺→鼻
腎→耳
この場合、脾に当たるのが「口」です。
消化器系をつかさどるのが脾ですから、そのスタートである口が脾に該当するのは納得です。
胃が荒れていると口角炎になったりしますね。
脾がしっかりしている人は口が大きいのが特徴です。
口が大きいとよく食べられます。
また、五行の分類で、五声というものがあります。
肝→呼
心→笑
脾→歌
肺→哭
腎→呻
この場合、脾に当たるのが「歌」になります。
五臓それぞれ虚があると、話し方にこの特徴が出ます。
例えば肝虚の人は呼ぶ、つまり人を呼びつけるような、断定的な話し方になります。
イライラしている人ってそんな感じですよね。
おいっ!とか、早くして!とか。。
反対に肝がしっかりしていると、はきはきと明瞭な話し方になります。
はい!わかりました!とかね。
脾虚だと、鼻歌を歌っていたりするようになりますし、脾がしっかりしていれば、大きな声で歌いたくなります。
このふたつの特徴からみえてくるのは、脾が丈夫な人は、歌が好き、上手ということです。
著名なオペラ歌手などは、口が大きく、からだも大きくて丈夫そうです。
脾が丈夫なんですね。
(実際発声はもっと複雑で、口が大きい=歌がうまいとは限らないのですが、特徴としてのお話しです。)
歌はおなかから声を出さないといけませんが、おなかは脾の領域ですので、脾が丈夫でないとしっかりと歌えないということになるのです。
このようなことから、歌を歌うことで、湿邪に対抗するのもよい手なのではないかと思います。
ちょっと脾が弱っている時に、大きな声で歌って胃に停滞している湿を動かし、だるさを解消しようということです。
脾虚の時はからだがだるいので、スポーツなどする気は起きません。
天気も悪いですし。
気持ちも塞ぎ込みがちになります。
そんな時、からだを動かさずに気血を巡らすには、歌を歌うのはもってこいではないかと思います。
よかったら、お試しください。