映画「Yesterday」を観てきました。
エンタメ系の記事が続いてしまっていますが、ご了承ください。。
お正月休みに、かねてより見に行きたいと思っておりました「Yesterday」を観てきました。
昨年秋公開の映画なので間に合うかと心配していましたが、評判がよいのかロングランになっていまして、お正月休みも公開しており、しかもわりと近い横浜のムービルで観ることができました。
ネタばれありでよいでしょうか?
ミュージシャンとして売れることを夢見ながらもブレイクせず、日々悶々としながらスーパーで働く青年。
ある時、とあるきっかけで世の中がビートルズが存在しなかったことになっていることに気づきます。
自分の歌としてビートルズの歌を披露すると、たちまちスターに。
偽っていることと、有名になっていくことの間で悩む主人公は。。
というお話しです。
この設定だけ見るとなんだかB級感あるんですが、SF、ロマンス、楽曲などのバランスがとてもよく、この設定の落としどころからのハッピーな結末が爽やかで、見てよかったーと思える作品になっていると思います。
誰もビートルズ知らないの?じゃあこれで大儲けだ、アッハー!ってならず、悩んじゃうのがイギリス映画っぽくてよいですね。
主人公のマネージャー業をやってた幼馴染の女の子との恋の進展がもどかしかったり、主人公の心情や置かれてる状況とビートルズの曲が合っていたりというエンタメ性も楽しめるし、エド・シーランが自分自身の役で登場しているのも面白い!
ちょろっとしか出ないのかと思っていたけど、結構セリフも多いしストーリーにもからんでくるのでびっくりです。
歌もフルじゃないけど聴けて、お得感ありました。
そして、悩める主人公に心を決めさせる出会いとなるのが、年老いたジョンレノンなんですね。
ジョンだとはセリフにも出てこないんだけど、映画をみていれば皆わかるんです。
ビートルズが全世界的なスターになっていなかったら、ジョンはあんな亡くなり方はしなくて、こうして穏やかな老後を過ごしているのかもしれない。
でもそれはビートルズのいなかった世界ということになる。
いろいろと思いがめぐるシーンでした。
エド・シーランが主人公に「君はモーツァルトで僕はサリエリだ」と、その才能(本人のじゃないけど)に悔しさを飲み込むシーンも印象的でした。
エド・シーランもビートルズにはどんな思いをもっているのかなーと、察するべくもないステージに立つ向こう側の人たちにも苦悩があるのかもしれないことを感じましたね。
マサムネさんも自身のラジオでこの映画を観に行ったことを話していましたが、やはりどう思うのかなーって考えてしまいます。
ビートルズの楽曲の素晴らしさを再認識するにはあまりある映画です。
映画を見た後はみんな聴きたくなってるのではないでしょうか。
それにしても、映画に出てきた曲を全部知ってる自分に驚きました。
20歳くらいまでに耳にした楽曲っていうのはからだに染みついているんですね。
特に毎日夢中になって聴いたわけでもないのに。。
好きなミュージシャンだってほぼみんなビートルズの影響を受けている訳で、もう客観的にビートルズの曲がいいか悪いかを論じることができないからだになってるような気がします。
ビートルズの曲を耳にしたら、あ、いいなって脳が条件反射してしまうというか。
まだ公開している映画館もあるようなので、なんか映画見たいなーと思っている方はぜひどうぞ。
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