いわさきちひろ展
今日は少し早じまいをして、東京ステーションギャラリーで開催している「いわさきちひろ展」に行ってきました。
今日までだっていうので、行けそうならと。
「窓際のトットちゃん」の表紙で有名ですが、どんな方か知らなかったのでいろいろ意外なことも知ることができて楽しかったです。
いわさきちひろの絵といえば、美しい色づかいの水彩画で知られていると思うんですが、そういう画風にたどり着いたのは、晩年の10年足らずの短い時期だったとか。
55歳の若さで亡くなっていたとか。
左利きだったとか。
印象的だったのは、ルーブル美術館を訪れた時にスケッチした「サモトラケのニケ」の写生。
細かく書き写したのではなく、ささっと鉛筆で必要最小限の線だけで描いているのに、カッコよく、彼女らしい絵にもなっていて、すごく素敵でした。
デッサン力、すごいです。
かわいい絵を丁寧に描いているように見えますが、それだけでなく線をそぎとす感じとか、構成力とか、一流のイラストレーターでもあるんだなと。
もう少し長く存命でいたら、幅広い仕事もあっただろうなと思います。
それから、線が柔らかくてやさしい。
赤ちゃんのからだや、子供の手の指、どれも触りたいくらいで。
全体の温かい空気はそういうところからきているんだな。と思ったりしました。
美術展としては、晩年のかわいい水彩画をもう少し多く展示してほしかったけど、見たかったらちひろ美術館に行くべきなのかもです。
この秋は他にも見たい美術展がいくつかあるので、時間作って後悔のないようにしたいと思います。
あれ終わっちゃったのかー☀️😵💦って時々やってしまうのでね、気を付けないと。