女性のための鍼灸院 すばるのブログ

横浜市港北区大倉山。静かな町の片隅にある鍼灸院です。鍼灸を通して、妊活、美容鍼、更年期などの女性のお悩みに取り組んでいます。

つらいニュースを目にした時。。

昨日から、たいへん悲しいニュースが報じられています。

テレビは事件の規模が大きいほど、たくさんの時間を割いて報じます。

同じ映像を何度も繰り返し流したり、関係者にインタビューしたり、様々な意見を交わしたり。。

きちんと正しい情報を得ようとして、まめに情報をチェックするというかたも多いかと思います。

ですが、つらいニュースはこころにダメージをもたらすこともあります。

 

  • 気になって、テレビ、ネット、SNSなど様々な媒体のニュースを探してしまう。
  • 被害者やその関係する人たちの気持ちを推しはかり、自分もつらい気持ちを感じてしまう。
  • ニュースに関係ない場所でも、身近に見かけた物事や人物と重ねて考えてしまう。
  • どうしてこんなことが、と自問自答してしまう。

こんなことを繰り返していると、自分も落ち込んできてしまい、なにをしても楽しくないという状況に陥ってしまいます。

さらに、何もできない自分を情けないと思ったり、無力感にさいなまれたり、自分を責めてしまう気持ちがおこったりして、自分のこころを傷つけてしまいます。

 

そんな時は、少し情報媒体から距離を置くべきではないかと思います。

特にテレビやSNSは、気持ちの整理がつく前に次から次へと映像やニュースが飛び込んでくるので、選択する余地がありません。

見てしまった画像、読んでしまった文章は、頭から消し去ることは難しいです。

距離を置くからといって、無関心であるということではないのです。

目を背けることに罪悪感を感じる必要はありません。

ただ少し、情報量を整えて受け止める時間を設けようということなのです。

 

新聞など、題字だけ読むなど情報量を自分でコントロールしやすい媒体から少しずつ読んでもいいですし、ひと段落してから読んでもよいと思います。

そして、業界の関係者や有志の方が立ち上げたクラウドファンディングに参加するなど、できそうなことはやってみてもいいし、あのニュースつらかったね、と気持ちを分かり合えそうな友人と話をしてみるだけでもよいと思います。

 

ニュースでなければ知りえない悲しい出来事に、自身が直接できることはほとんどありません。

気持ちを重ねてしまうかもしれないけれど、当事者でなければ理解できない感情もあるのではないでしょうか。

 

人生をできるだけ充実させて、身近な人たちの幸福に少しだけでも寄与できれば、というのが生きている人間の目指すことだと思います。

ニュースに関係なくても、自分の周りで自分ができることはきっとたくさんあります。

何もできないわけではない。

そう思って周りを見渡してみることが、ニュースをきっかけにできることの初めの一歩ではないかな、と思います。

 

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体調をモニタリングしてみよう。

こんな気候のせいか、からだの不調に悩まされる方が増えているように思います。

しかも、これってなんでだろう?というような、原因がはっきりしないものが多いです。

  • 食欲がない
  • 急に動悸がした
  • わき腹に痛みが時々出る
  • とても眠くなる
  • 眠れない
  • 湿疹のようなものができた
  • 吐き気がして吐いてしまった
  • 普段まったくないのに頭痛がした
  • 下痢が続く
  • いつものように体が動かない。だるい。

このような症状を、特に心当たりはないんだけどこの前こんなことが、、という感じでお話しをうかがうことがあります。

治療する側としては、生活の全てを観察している訳ではないので、お話しの範囲で、そして脈などの診断の範囲で原因を考えてみるしかないのですが、これだということに行きつくのは難しいです。

 

今まで出たことのない症状に見舞われると、とても焦ったり不安に思ったりします。

病院に駆け込むも、特に異常はないと言われたり。。

もちろんきちんと調べて治療した方がよい病気が原因にある場合もあります。

でも普段から検診などを受けて問題ないことを確認しているのであれば、一時的な症状は大丈夫なことがほとんどです。

 

ひとのからだは非常に精密ですばらしい機能を備えていますが、その精密さゆえ、とても繊細です。

繊細だからこそ、わずかな鍼の刺激でも治療が可能なのだと言えます。

逆に言えば、繊細だからこそ小さなエラーが出やすいのです。

 

人間関係のストレス、過労、寝不足、食べ過ぎなど、わかりやすい不摂生を続けていれば、わかりやすくからだの調子をくずします。

しかしそんなことをしていなくても、気温、湿度などの外的環境の変化や、ニュースでみたつらい内容、ちょっとした食べ合わせ、生理の周期など様々な要因が重なって、思わぬ症状として現れるということはあります。

 

だからといって、なにかと大事、大事に扱いすぎても生活が成り立ちませんし、からだもそんなことは望んでいません。

ではどうすればよいかというと、自分のからだを観察することをやってみるとよいです。

気になる症状が出た時、その近辺の生活を振り返ってみる。

そうしてデータを少しずつ集め、こういう時にこういう症状が出るようだ、というのを掴んでいくのです。

そうすると、例えば梅雨に入るとだるくなるみたいだな、とか徐々にからだの傾向がつかめてきます。

そして、梅雨以外の雨の日はどうだろうか、などと観察を発展させてさらにデータを収集することができます。

そんなことを繰り返していくうちに「気温が急に上がった高湿度の日がだるくなる」というようなひとつのパターンを見つけることができます。

これが何パターンもつかめれば、ちょっとしたからだの変化にも冷静に対処することができるようになります。

 

もちろん生活環境が変わったり年を重ねたりで、データの要素も変わっていきますが、ひとつのパターンに新たな変化を織り込む方が、イチからデータを集めるより容易です。

そうして、この時期は体調を崩しやすいからまめに鍼に通おう、などと積極的に体調をコントロールすることにつながります。

 

いつも元気な人をみると、うらやましいと思うこともあるかもしれません。

でも、自分のからだを知り、コントロールできる(すべてではないけれど)ということは人生において大きな強みになるはずです。

 

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朝ごはんにおかゆはいかがでしょうか。

朝ごはんについては、抜かずに食べた方がよいといと言われていますね。

朝ごはんを食べてこない 小学生が増えているという統計もあるそうです。

 

朝ごはんを食べていないと、体温が上がらなかったり、脳に十分なブドウ糖が供給されずに集中力が保てないなど日中の活動に支障がでることも多いようです。

夜ごはんを前の日の19時だとすると、朝ごはんを抜けば次は早くて翌日の12時となり、食べていない時間がすごく長くなるのも、からだにはよくないですね。

英語の朝食=breakfastは「断食を破る」という意味で、食事の間が他のより長いことを意味しています。

 

 大事な朝ごはんですが、正直忙しかったり、お腹が空いていなかったりで、適当になりがちでもあります。

ヨーグルトだけとかになってしまうこともあるかもしれないですが、朝ごはんの意味を考えてみると、なんでもいいという訳でもないのです。

 

朝ごはんを食べる意義とは、

からだを温める

寝ている間の体温は省エネのため低くなっています。

起きて活動するために体温を上げなければなりませんが、それを助けるのが温かい食べ物です。

ヨーグルトやフルーツだけ、というのではちょっと足りないのですね。

 

水分を補給する

寝ている間というのは、冬でも汗をかいています。

血液の濃度が高くなっているので、速やかに水分を補ってあげるのがからだにはやさしいです。

 

ブドウ糖を得る

 スムーズな活動のために炭水化物を摂って、エネルギー源を脳や筋肉に届ける必要があります。

 

これらを満たすには、

  • パン、スープ、フルーツ
  • ごはん、みそ汁

などが最低でもあった方がよいと思います。

 

でも朝から面倒だし食べれない、、という方におすすめなのがおかゆです。

おかゆは上記3つの条件を満たしています。

さらに食べやすい、という利点もあります。

それに、ご飯をお水と煮て、顆粒だしとお塩を入れればできてしまうので簡単です。

 その際、ささみ、鮭フレーク、ネギ、卵など追加で入れてもおいしいし、栄養が増しますね。

スープジャーに入れて、会社に着いてから食べるのもよし。

 

最近流行っているファスティング(断食)明けの食事もおかゆだったりします。

毎日の断食明け(breakfast)にも、ふさわしいのではないでしょうか!

 

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あさイチの生理特集が攻めていた。

昨日のあさイチの特集は生理についてでした。

この内容が かなり踏み込んでいて興味深く見てしまいました。

ビックリ!生理の新常識|NHKあさイチ

 

お腹が痛い、量が多い、イライラなどの生理のつらさに対する対処法として低用量ピルの服用をすすめていました。

また、ホルモンを少しずつ子宮内に放出するIUSや、月経カップの紹介もありました。

 

細かいことをいえば、IUSは経産婦しか使えないとかいろいろあるようなのですが、ポイントは「我慢しない」ということのようです。

 

どうしても生理は病気じゃなく女性なら誰でもあるもの、という認識から、つらくても我慢しがちですが、生活がまともに過ごせないほどの生理は普通ではありません。

こちらでも以前それについて記事を書きました。↓ 

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ですので、鍼灸治療や婦人科などにきちんとかかって、自然な生理にもどしてあげないといけないのです。

 

これまでは、生理痛に対しては鎮痛剤の服用してとにかく痛みを抑え込むという対処療法が主流でしたが 、ここ最近は主体的に「生理をコントロールする」という考え方に変わってきたように思います。

それに合わせて、ピルもどんどんよくなってきていて、副作用も少なくなり使いやすくなってきています。

 

「生理は自然なこと」という考えもいまや疑問です。

かつては子どもを多く産んだため、生理が止まっている期間もそれなりにありました。

特に今より若い時に妊娠していたので、生理のトラブルが積み重なりにくかったのです。

さらに現在は出生率も2人を割り込んでおり、独身の方も多く、長いこと生理を繰り返す状況にあります。

そのことが、からだに思わぬ負担になっているのです。

例えば子宮内膜症は、生理の経穴が卵管などを逆流し、卵巣やその外の内臓などに経穴が溜まっていくために起こります。

経穴の中に含まれていた子宮内膜組織が他の臓器に付着し、生理の度に出血してしまうのですね。

生理が止まっている期間があれば、溜まっていた経穴も自然排出され、内膜症を発症せずにすむのですが、毎月生理が来るたびに経穴が溜まってしまうようになると、内膜症になったり、チョコレート嚢腫になったりします。

 

痛みやPMSなど生理にともなうトラブルがある方は、そういうことを理解したうえで、ピルなどで生理を軽くしたり止めたりしてトラブルから解放される道を探るということは、とても有意義なのではないかと思いました。

 

ホルモン剤であるピルを服用するのに抵抗がある方もまだまだ多いかと思いますが、痛みを我慢して生活を思うように過ごせなかったり、生理の度に鎮痛剤を何錠も飲むのがいいのかとえば、そうだとも言えないのではないでしょうか。

 

思い込みを見直して、自分のからだにとってどうするのが一番良いのか客観的に考えるのが普通になるといいなと思います。

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梅雨の季節のおすすめ健康法。

今年は雨がよく降りますね。

梅雨らしいと言えばそうなのですが、湿度が高くてスッキリしないし、雨に濡れて冷えるしでなかなか過ごしにくい時期です。

湿度が高いと汗が蒸発していきにくいのでからだに余計な水分がたまり、それでからだが重く感じます。

 

そうなった余計な水分を湿邪といいますが、停滞した湿は気血のめぐりを阻害しますので手足に気血が十分いきわたらなくなります。

そうするとからだを動かすのがだるくなります。

また、胃に水が停滞すると胃の働きも悪くするので、食欲が落ちたりやる気がでなくなります。

 

ようするに、湿邪によって脾虚になってしまいがちなのです。

 

梅雨がうっとうしいなーとだらだら過ごしていても楽しくないし、そんなことをしていても食欲は出てきません。

食べないとますます気血不足になりよけいだるくなり、、悪循環です。

 

こんなときにおすすめなのは、歌うことです。

カラオケに、行きましょう!

 

五臓の特徴が現れやすいからだの部位の分類に、五官というものがあります。

肝→目

心→舌

脾→口

肺→鼻

腎→耳

この場合、脾に当たるのが「口」です。

消化器系をつかさどるのが脾ですから、そのスタートである口が脾に該当するのは納得です。

胃が荒れていると口角炎になったりしますね。

脾がしっかりしている人は口が大きいのが特徴です。

口が大きいとよく食べられます。

 

また、五行の分類で、五声というものがあります。

肝→呼

心→笑

脾→歌

肺→哭

腎→呻

この場合、脾に当たるのが「歌」になります。

五臓それぞれ虚があると、話し方にこの特徴が出ます。

例えば肝虚の人は呼ぶ、つまり人を呼びつけるような、断定的な話し方になります。

イライラしている人ってそんな感じですよね。

おいっ!とか、早くして!とか。。

反対に肝がしっかりしていると、はきはきと明瞭な話し方になります。

はい!わかりました!とかね。

脾虚だと、鼻歌を歌っていたりするようになりますし、脾がしっかりしていれば、大きな声で歌いたくなります。

 

このふたつの特徴からみえてくるのは、脾が丈夫な人は、歌が好き、上手ということです。

著名なオペラ歌手などは、口が大きく、からだも大きくて丈夫そうです。

脾が丈夫なんですね。

(実際発声はもっと複雑で、口が大きい=歌がうまいとは限らないのですが、特徴としてのお話しです。)

歌はおなかから声を出さないといけませんが、おなかは脾の領域ですので、脾が丈夫でないとしっかりと歌えないということになるのです。

 

このようなことから、歌を歌うことで、湿邪に対抗するのもよい手なのではないかと思います。

ちょっと脾が弱っている時に、大きな声で歌って胃に停滞している湿を動かし、だるさを解消しようということです。

脾虚の時はからだがだるいので、スポーツなどする気は起きません。

天気も悪いですし。

気持ちも塞ぎ込みがちになります。

そんな時、からだを動かさずに気血を巡らすには、歌を歌うのはもってこいではないかと思います。

よかったら、お試しください。

 

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おなかを冷やすとおなかをこわすのはなぜ?

実は、はっきりした関係性は解明されていません。

 

そうはいっても、からだを冷やしたり、冷たいものを食べ過ぎると下痢になることは、多くの方が体験的に認識していると思います。

 

下痢は

  • 腸の蠕動運動が盛んになり過ぎる
  • 腸の水分吸収が妨げられる
  • 消化液の分泌量が増える

といったことが複合的に起こると発生します。

からだを冷やすと腸にめぐる血液も冷えて、正常な消化活動が障害されると考えられます。

とはいえ、腸は皮膚や筋肉などの奥、からだの中心部にあるのに、エアコンの効いたところにサンダルでいたり、夜おなかを出して寝ただけでも下痢になることがあります。

また、緊張するとおなかが痛くなるなど、ストレスとの関係も緊密にありますね。

基本的に、下痢になったらその後の腸での水分吸収は望めないので出してしまった方がよいことが多いです。

ウイルス感染の場合は特に、ウイルス排出のために下痢を止めない方がよいと言われます。

その場合、脱水症状には気をつけなくてはいけませんが。

 

さて、東洋医学の考え方からすると、冷え→下痢は定番です。

冷えるとからだの中の水分量が増え、また陽が少なくなって活動が下がります。

働く力の衰えた腸が余った水分を抱えきれないので、下痢として出ていくということです。

消化関係の症状なので脾虚が基本的ですが、寒証であれば肝虚、肺虚、腎虚でも起こります。

 

肝虚の下痢は、血が不足して冷えることによって起こります。

生理になると下痢するのはこのタイプです。

 

肺は大腸と表裏関係にあるので、肺虚の影響が大腸に出るかたちで下痢になることがあります。

この場合は風邪をこじらせた(=陽明経まで熱が内攻した)場合、つまり熱証でも下痢になったりします。

 

腎虚になると引き締める力が弱まるので、そのために下痢になることがあります。

この場合腹痛を伴わないことがあります。

 

また、熱を排出するために下痢になる場合もあります。

お酒を飲んだ後とかですね。

この場合の下痢は、出した後スッキリします。

 

冷えからの下痢は、下痢することで陽も失われるので、排便後はぐったりします。

 

ストレスからの下痢もよくありますが、これも五臓いずれの虚も関係してきますので、証立てが大事になります。

 

下痢を治す、つまり脾の働きを回復するにはお灸が効果的です。

脾の親は心ですが、心の五行は火です。

脾を治療するのに、火を用いるのは五臓の関係上とても合理的なのです。

もちろん下痢は冷えからくるので、温めることが基本でもあります。

そのため、温めるというお灸そのものの力も脾によく働きます。

 

夏は暑いですが、からだを冷やしてしまう機会も多い季節です。

いちどおなかを壊すと調子のよくない状態が長引くこともありますので、自衛しつつうまく乗り切りたいですね!

 

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トイレに行けるって、実は難しい。

こどもの成長のひとつに、ひとりでトイレに行けるようになる、ということがあります。

歩行が可能で、ある程度がまんができ、トイレに行きたい意志を伝えらえるようになれば、トイレトレーニングを始められる時期なのかなと思います。

一般的には2歳前後ですが、1歳半ごろから3歳半ばくらいまでかかる場合もあり、個人差も大きいです。

またトイレに行けるようになってからも、おねしょがなかなか治らないということもあります。

歩いたり、しゃべったり、意志がはっきりしたり、人とコミュニケーションを取ったりと、子どもはどんどん成長していくのに、その割にトイレって発達が遅いですよね。

 

それはなぜかというと、トイレ、特に小(おしっこ)はとても複雑なしくみでコントロールされているからです。

 

トイレに行きたいと思うまでの仕組み

尿が膀胱に溜まっていく

膀胱は伸び縮みする筋肉でできています。

腎臓から尿が膀胱に流れて溜まってくると、この筋肉(排尿筋)が緩まって広がります。

それと同時に膀胱の出口の内尿道括約筋が収縮して、尿が漏れないように締めます。

このふたつの筋肉は、下腹神経という交感神経の働きによってコントロールされています。

 

ある程度溜まったことを認識する

膀胱がある程度広がると、膀胱壁にある伸展を感知する神経受容器が反応して、脊髄の排尿中枢に伝えます。

脊髄の排尿中枢からさらに脳幹(橋)にある排尿中枢に伝わり、その後大脳に伝わることで「トイレに行きたいな」と意識されます。

 

トイレを我慢する

尿が400mlを超えると排尿中枢からの信号が強まり、強い尿意を感じます。

膀胱と尿道の間の筋肉は自律神経の働きで締まっていますが、尿道の出口にある外尿道括約筋は陰部神経がコントロールしています。

この神経は自律神経ではなく、体制神経、つまり意志でコントロールできる筋肉なので、トイレに行くまで我慢することができます。

 

トイレに行く

準備ができて、排尿するとなると、その意志が脊髄の排尿中枢に届き、排尿中枢は今度は骨盤神経という副交感神経を刺激して膀胱の筋肉を収縮させるのと同時に内尿道括約筋を緩めます。

膀胱がギュッと縮むのと同時に、膀胱の出口が開いて尿が出ていく訳です。

そして外尿道括約筋を自分の意志で緩めることにより、きちんとトイレで排尿されます。

 

つまりトイレをスムーズに行うには、

下腹神経(交感神経)

骨盤神経(副交感神経)

陰部神経(体性神経)

排尿中枢(仙髄)

排尿中枢(脳幹)

大脳

排尿筋(膀胱の筋肉)

尿道括約筋(膀胱の出口を開け閉めする筋肉)

尿道括約筋(尿道の出口を開け閉めする筋肉)

がきちんと働いて初めて実現します。

このどこかが障害されれば、自分の意志通りにトイレをすることができなくなります。

また、自律神経はこころの動きにも敏感に影響を受けるので、心的要因でもトイレコントロールに不具合が出ます。

普段何気なくトイレに行っていますが、その仕組みはとっても複雑なんですね。

 

東洋医学では、泌尿器関係は「腎」がつかさどっています。

腎は成長と老化という命のサイクルもつかさどっているため、からだが未成熟なこどもはトイレが身につくのが遅いし、老化でからだが衰えればトイレのコントロールがうまくいかなくなります。

また、腎の五志は「驚・恐」なので、びっくりしたり怖い目に遭ったりすると、腎が急激に虚して引き締める力を失い、失禁してしまいます。

 

そんなわけで、子どものトイレがうまくいかないとお悩みもあるでしょうが、難しいことを一生懸命習得しようとしてると思えば、少しは焦る気持ちも和らぐのではないでしょうか。

早い遅いはあるものの、いつかはできるようになりますし、ゆっくりお付き合いしてみてもよいかと思います。

 

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