女性のための鍼灸院 すばるのブログ

横浜市港北区大倉山。静かな町の片隅にある鍼灸院です。鍼灸を通して、妊活、美容鍼、更年期などの女性のお悩みに取り組んでいます。

めいぼ、めばちこ、ものもらい…に効くツボ!

この他にも、めぼ、めこじきなどという言い方もある、麦瘤腫という目にできるできもの。

まつ毛の毛根や目に油分を分泌しているマイボーム腺に細菌が感染し、腫れて膿がたまったものです。

目にできたニキビみたいなものですね。

これができると、目がごろごろしたり、かゆみが生じたりで大変不快です。

細菌感染なので、眼科に行くと抗生物質の薬を処方されることが多いかと思います。

このものもらいによく効くといわれているツボがあります。

大腸経という経絡上の「二間」です。

二間は五兪穴の栄穴が配されていまして、栄穴は熱に関係するので、腫れた熱を捌くのによいのかもしれません。

二間は、手の人差し指の親指側の付け根のところにあります。

指と手のひらの切り替わるところになります。

この病にはこのツボが効く、というとき、そういったツボを特効穴といいます。

自宅でツボ押し健康法などでよく紹介されることが多いです。

例えば胃痛には足三里などです。

 

治療の際ははりも使いますが、お灸がいいですね。

さらに、顔面の疾患全体的に使える「合谷」や皮膚病によい「曲池」を合わせて使うとさらに効果的かと思います。

いずれも手や腕のツボなので、自宅でせんねん灸など簡易的なお灸を使うことができます。

 

ものもらいができるのは、抵抗力が落ちていることが多いです。

抵抗力が落ちていると、細菌感染しやすくなるからです。

鍼灸院で治療する際は、そういったからだの状態も整えた上で特効穴を使い、その特有の効果がより発揮できるようにします。

 

麦瘤腫はものもらい、めばちこなど、15種類くらい呼び方があるそうです。

なぜ麦瘤腫に限ってこれだけの方言のバリエーションがあるのでしょうね。

にきびはにきびなのに。不思議です。