鍼灸治療の後にしてはいけないことは?
鍼灸治療を受けた後、してはいけないことは実は特にありません。
鍼灸を用いた治療はからだにダメージがないので、それを回復する必要はありません。
ただ、ちょっと注意が必要なこともあります。
お酒を飲む
鍼灸治療をした後はめぐりがよくなっているので、お酒のまわりが早くなります。
そのため普段と同じ量でも酔いやすくなったり、眠くなってしまうことがあります。
また、お酒を飲んだ後は熱がこもる→熱を発散するというように、からだの作用が激しくなるのでバランスを崩しやすいです。
せっかく治療で整えたからだが乱れやすくなってしまうので、ちょっともったいないかもしれません。
お風呂に入る
これは問題ありません。
はりで刺したところはすぐに塞がり傷が残ることはないので、雑菌が侵入する恐れはありません。
からだも温まりやすく、よい眠りにつながると思います。
サウナなど汗をたくさんかくような入り方は、控えた方がよいかもいれませんが。
運動
あまり影響はないと思います。
ただし関節痛などの運動系の疾患の治療の後は、よくなったからといって使いすぎるとぶり返してしまう恐れがあります。
治療の効果で好転している側面もあるので、痛みがなくても100%もとに戻っている訳ではないと考え、無理はしないようにしてください。
鍼灸治療の後はからだが軽く、気持ちもすっきりするので、治療に向かうときは帰ってたら少し寝ようと思ってでかけたのに、買い物なんかして帰りたくなります。
ここでそれに任せてしまうと、後で疲れが出てしまう場合もあります。
普通に過ごせば、てきぱきと物事をこなして元気に一日を終えることができる
と思います。
治療の後は眠くなるという場合は無理せず、少し休んで過ごすのもよいと思います。
慣れてくればどのように過ごせば自分にとってベストかつかめるようになります。