縦と横の気温差に注意
3月に入ってから、温かい日と寒い日が入れ替わるようにあります。
寒い日は2月並み、暖かい日は4月並みと天気予報で伝えられ、今日は平年並みですという日の方が断然少ない印象です。
三寒四温ということわざのとおり、この時期は毎日気温が変化します。
ただ、これは最高気温を比較した場合です。
朝の気温もまた、日々大きく異なっています。
朝は4℃くらいで寒くても、午後には15℃以上なる、なんてこともよくあります。
また反対に曇りの日などは朝はそれほど寒くなくても、そのまま気温が上がらず、なんてこともあります。
つまりこの時期は、日々の日中の気温の変化(横の変化)と一日の中での気温の変化(縦の変化)両方の温度差があるということです。
春が近づいて暖かい日が時々あると、日差しも強くなり日照時間も長くなるので、なんとなく冬より薄着になります。
外出時は脱いだり着たりができるような服装を選ぶように気を付けますが、部屋にいる時の恰好は、あまり気を付けていないことが多いのではないでしょうか。
日中の暖かさで薄着になっていたそのままに夜を迎えると、案外寒くてからだを冷やしてしまいます。
朝起きた時もパジャマのままで過ごしてしまうようになりますが、肌寒いのを我慢したりしてないでしょうか。
からだは気温の変化、天気の変化に対応するために、自律神経が冬よりむしろ忙しく働いています。
ここ↓でも書きましたが、心身の不安定さをカバーして一定のコンディションを保とうとするので、からだは知らず知らずのうちに疲れを溜めてしまっています。
春に眠くなりやすいのも、このような疲れのせいかと思います。
春に調子を崩しがちな方は、この疲れにからだが負けてしまっているんですね。
そのような方は、無理をしないでからだに負担をかけずに過ごすことはもちろんですが、薄着になってないかを気を付けてみるのもよいと思います。
振り返ってみると、真冬の方がぬくぬくとからだを温めていたと気付くと思います。
春になるとなんとなく気が急いて、上着などしまい込みたくなります。
ですが、冬の暖かい日とあまり寒さに違いのない日もあります。
こまめな温度調整はめんどくさいですが、思わず風邪を引いたり花粉症が悪化したりすることもあると思って、ちょっと頑張ってみていただければと思います。