今不安なのは、春だから。
昨日は曇り時々雨、今日はほぼ雨。
肌寒いです。
明日は晴れて気温が上がるそうです。
花粉もかなり飛ぶとか。
逆に朝は冷えるようです。
この頃はこのように天気や気温の上下が激しく入れ替わっていますね。
4月になれば風の強い日も出てきたりします。
雪が降った年もありました。
西高東低の冬型で、ほとんど雨の降らなかった1月とは大違いです。
立春のところでも書きましたが、春は気候が不安定です。
気候が不安定ということは、からだのほうはそれに応じていちいち調整しなくてはいけなくなります。
冬は毛穴を閉じて熱が逃げないようにし、エネルギーを体温の維持に使うため余計な活動を控える、これをやっていればよかったのですが、春はそんな簡単にはいきません。
からだの中は体温や消化機能、膠質浸透圧などなど、常に一定に維持しなければならないことがたくさんあります。
そのため、気候など外部の変化を吸収し、からだの内部に影響が出ないよう調整するために働く自律神経がとても消耗します。
一方で、春は肝が働くために、気が外に向かって動き出します。
体調がよくないと、それはめまいや頭痛として現れることもあります。
動き出すことにからだが追い付かず、寝違え、腰痛など筋肉系の疾患も出やすいです。
春=肝=筋ですので。
精神的には、その動きがやる気が出るなどポジティブに働くにはとてもよいのですが、ヘンにハイになっておかしな言動をしがちな時期でもあります。
そういう意味では、からだの外からもストレスがやってくるし、からだの中からもストレスが発生するということになります。
春がしんどいという人は多いと思いますが、さもありなん、と言えます。
また、気候のほかにも異動や入学など自分を取り巻く環境が変わりがちでもあります。
そうなってくると、将来のことなどを不安に思ってしまいがちになります。
からだが不安定なので、こころの不安定さを支えきれないんですね。
これをそのままにしてしまうと、気力全体が低下し、五月病(最近はあまり言わなくなったでしょうか?)になってしまいます。
ですので、不安な気持ちに取り込まれそうになったら、気持ちや考え方などで解決しようとせず、からだをしっかり休めるのが大事だし、有効になります。
夏でも冬でも、将来のことがわからないことは変わらないんです。
春は寒さから解放され、花が咲いて気持ちの良い季節でもあります。
春の不安定さに飲み込まれないよう、春を楽しみ、からだをいたわって過ごしましょう!