こたつとミカンの大事な関係。
こたつを使っている人はまだ少なからずいらっしゃるでしょうか。
今や生活はすっかり洋風ですが、居間にはこたつがあるというおうちもありますね。
独り暮らしの住まいだと、案外床にテーブルという組み合わせで過ごしていると、冬はこたつを使うかもしれない。
ニトリなんかみても、まだまだこたつは売れていそうな感じです。
こたつで足を温めると、温められた血液が体幹に戻ることで全身も温まります。
そのため、まわりの空気が寒くても、少し着込むことで温かく過ごせます。
エアコンと違ってからだがポカポカするので気持ちよいです。
「チコちゃんに叱られる!」で、こたつでウトウトするのはからだが冷えるから、ということをやっていました。
からだが温まると、今度は温まりすぎないよう、余分な熱を放出し始めるので深部体温が下がり、眠くなるという仕組みでした。
こたつに限らず、適度にからだが温まると眠くなるのはこの働きによるものです。
テレビでもいっていましたが、危ないのはここからです。
ウトウトしてそのまま寝てしまうと、熱を放出するために汗をかくので逆に冷えてしまって風邪を引いてしまいます。
風邪ですめばまだいいほうほうかもしれません。
冬は空気が乾燥しているので、汗をたくさんかいているという自覚があまりありません。
夏は湿度が高くて汗が蒸発しづらいので、肌や服がべたついて汗をかいていることがいやがおうにもわかります。
汗をかいている自覚がないということは、脱水に気がつかないということです。
さらに、冬は寒さもあり、あまり積極的に飲み物をとろうとする気持ちになりません。
そんな状態で寝込んでしまうと、脱水は加速します。
そうなると、めまいやからだのだるさなどの脱水症状が現れる可能性が出てきます。
血液濃度も上昇するので、脳梗塞などのリスクも高まります。
この危険から身を守ってくれるのが、ミカンなんですね。
こたつに入っていて喉が乾いたとき(=脱水)に、ミカンを食べてのどを潤す。
こたつとミカンはとても合理的で大事な組み合わせという訳なんです。
なお、こたつのはらむ危険性と同じものに、電気毛布があります。
就寝時に寒いからと、電気毛布を使うことはよくあると思いますが、脱水を防ぐため必ずタイマーをセットして眠った後に電気が切れるようにしましょう!
脱水症状に陥らなくても、風邪を引いたり、眠りも浅くなって疲労感が抜けなかったりします。
また、お酒を飲んでソファなどで寝入ってしまうのも同じ状態ですので、気を付けましょう。
お酒で温まったからだから熱が抜け、冷たい空気でからだが冷えますし、アルコールによる脱水作用もあります。
冬にからだを冷やさないよう、温めることはとても大事なんですが、脱水には気を付けたいですね。