からだの疲れは目に出たりする。
しばらくブログから離れてしまいました。
パソコンの画面を見るのがどうもつらく、空いている時間を目を休めることにまわしていました。
どうもからだに思っていた以上の疲労が蓄積していたようです。
疲れると、目を使うのがしんどくなります。
目は感覚器の中でもいちばんたくさんの情報量を集める器官です。
そして、血の消費量も多いところです。
鼻は嗅細胞がにおいのもとを感知して判別し、耳は音の振動が電気信号に変換されて脳に伝わります。
目の場合は、黄斑に集められた視覚情報を視神経を通じて脳に伝えている訳ですが、鼻や耳と違って、眼球を動かして能動的に情報を取りに行っています。
眼球の動きは、眼球に6つもの筋肉がついていて、前後左右と、回転運動を担っています。
さらにピントを合わせる水晶体の厚みも、筋肉が水晶体を引っ張ったり緩めたりすることで調整されています。
眼球運動以外にも、瞬きのためにまぶたは1分間に何度も開閉しています。
目は、絶え間なくいくつもの筋肉を使っているのです。
また、眼球を清潔で潤いのある状態に保つため、涙が常に目の中を流れ続けています。
目の潤いは溜まっているのではないんですね。
涙は涙腺から供給されて涙点で回収され、鼻に流れていきます。
涙は体液の一種なので、血液から供給されています。
つまり、目は筋肉を動かしたり目の潤いを保ったりするために、たくさんの血を消費しているのです。
からだが疲れると、全体的に血の消費量がオーバーになっているので、使わなくてよいところでは使いたくない、とからだが判断します。
それで筋肉を使わないように横になって休んだりする訳ですが、その時目も閉じますね。
もちろん寝ている間も目を休めるため目は閉じられます。
からだを休めるためには、目も休めた方がよいのです。
逆に言うと、疲れているのに目を使い続けていると、いつまでも疲れが取れません。
ほんとは早く寝た方がいいのにスマホみちゃうことって多いと思うんですが、疲れている時は意識して距離を置くように頑張ってみてほしいと思います。