ブラック企業の社長になっていませんか?
今や社会問題になっている、ブラック企業。
長時間労働やパワハラ、サービス残業、有休が取れないなど、社員の人権をないがしろにした雇用形態を続けている会社をいいますが、そんな会社に勤務していたら身も心もすり減ってしまいます。
そんな会社の社長とは、どんな人間なのか。。
社員が黙っていうことを聞いて働いてくれればいい、そんな風にしか考えていないのかもしれません。
一方、優れた会社の社長とはどんな人物像でしょうか。
社員のやる気を引き出し、任すところは任せて失敗を恐れず新しいことにもチャレンジさせてくれる、福利厚生が充実、休みもしっかり取れて、給料もよい!
こんな条件を満たしている会社は実際にはそう多くはないのかもしれませんね。
どうして社長の話など?と思いますね。
それは誰もが自分のからだにとって、社長のような存在だからです。
これまで、東洋医学的にからだをみるときは、会社のように考えるとわかりやすいと説明していました。
肝・心・脾・肺・腎の五臓とそれの表裏関係にある胆・小腸・胃・大腸・膀胱や奇恒の腑といわれる脳・髄・骨・脈・胆・女子胞(子宮)などによりからだが構成されていて、気・血・津液がその間を絶え間なく行きかっている。
それが企業活動のように例えられるということです。
肝・心・脾・肺・腎が部署であるなら、肝心の社長は誰なの?というと、それこそが自分自身になるのです。
東洋医学で説明しなくても、60兆個ともいわれるすべての細胞は、その人間を生かすために日々絶え間なく活動していますね。
これは60兆もの社員が、会社のために日々働いていると考えることもできます。
彼らは非常に優秀で、真面目に勤務にあたっています。
それを当たり前のように考えて、知らず知らずのうちに、社員に負担をかけていないでしょうか。
暴飲暴食(過重労働)、夜更かし(サービス残業)、ストレスをため込む(パワハラ)など、社員に無理なことを強要していないでしょうか。
からだは多少の負荷は受け止めてくれて、こなしてしまいます。
でも度が過ぎると、さすがの社員も疲弊してしまいます。
予算(血)が足りないのに同じ結果を求めても、よいパフォーマンスはできません(腰痛など)。
仕事をしていない上司がいたら(気滞)、社員のやる気は低下します(うつ)。
社員からの声(痛み)を無視して、黙らせて(鎮痛剤)はいないでしょうか。
そうはいっても、社長は現場の細かいことまではいちいち見ていられないかもしれません。
何が原因で会社の状況がおかしくなっているのか、わからないことも多いでしょう。
そういう時、鍼灸師はコンサルタントのように、今からだのどこが原因でこうなってしまっているのかを探ることができます。
そしてその改善のお手伝いをしていきます。
からだを、自分のいうことをなんでもきいてくれる自分と一体のものと考えないで、自分を支えてくれる大切なパートナーと考えると、からだを大事にすることがいかに重要か見えてくるのではないでしょうか。
ぜひ社員からの声に耳を傾け、快適な職場環境をつくってあげてください。
からだは一生懸命あなたを応援してくれると思います。
そのためのご相談は、いつでもどうぞ。