女性のための鍼灸院 すばるのブログ

横浜市港北区大倉山。静かな町の片隅にある鍼灸院です。鍼灸を通して、妊活、美容鍼、更年期などの女性のお悩みに取り組んでいます。

温めるのはよいけれど。

今年は暖冬で、野菜が安かったり、スキー場がオープンできなかったり、例年とは違うことが起こっています。

寒いのは苦手という方にとっては過ごしやすくてよいかもしれませんが、冬の異常の影響は春、夏に出ますのでちょっと心配ですね。水不足とか。。

 

とはいえ冬なので温かいというわけではありませんから、からだを温める努力は必要になってきます。

腹巻をしたり、靴下を履いたりなどして、冷えないように気をつけている方も多いのではないでしょうか。

からだの熱を逃がさないということは、冷え対策の大事なポイントではありますが、やり方を間違うと、冷やしているのと変わらないということにもなってしまいます。

 

それは締め付けすぎ、ということです。

冷え性対策のグッズ、靴下、腹巻、タイツ、インナーなどは、肌に密着するものが多いです。

ひらひらしてると風が入ってきてしまいますから、ぴたっとしている方が肌の熱を閉じ込めやすく、温まりやすいです。

また、ゆるくてずれてしまうと意味がなくなってしまうので、その位置をキープするためにも、タイトである必要があります。

肌にぴたっとするには伸縮性が必要な訳ですが、これがきついことが往々にしてあります。

 

必要以上の締め付けは、血流を悪くしてしまうので、温めるどころか反対に冷えに近づいてしまいます。

からだの熱供給は血液によってなされますので、からだを温めるには血流が滞ってないことが大事ですからね。

妊活でおなかを温めようとして、腹巻を何枚もつけたり、タイツを履いたりすると知らず知らずのうちにかなり締め付けてしまっている場合がありますので気をつけてください。

インナーの締め付けによる、温活以外のネガティブなこととしては、痔や便秘になりやすくなります。

タイツも、冬のものはデニールの数字が大きいものを選んでしまいますが、またがみ部分の締め付けがきついものは避けた方がよいと思います。

また、ガードルはやめて、素材の柔らかいものを選んだ方がよいと思います。

 

また、ブラジャーの締め付けが強いと、肋骨が締め付けられるので胸の筋肉の動きが悪くなり、そうすると呼吸のための横隔膜の動きもわるくなります。

そのため、十分に息を吸い込めず、呼吸が浅くなってしまいます。

呼吸が浅いということは、十分な酸素が取り込めないということになります。

もし、ブラジャーを外した時にため息が出るという場合は、もっと息を吸いたいってことです。

ホックの位置をずらしたり、アンダーのサイズをあげた下着に替えた方がよいかもしれません。

 

おしりや胸のかたちの崩れを心配するかもしれませんが、かたちの維持にはその土台の筋肉がしっかりしていることが大事で、締め付けてもいいことありません。

 

そんなことを意識しながらインナーを選んでみて

くださいね。 

subaruhari9.hatenablog.com