女性のための鍼灸院 すばるのブログ

横浜市港北区大倉山。静かな町の片隅にある鍼灸院です。鍼灸を通して、妊活、美容鍼、更年期などの女性のお悩みに取り組んでいます。

うおのめはお灸で取れます。

先日、モクサアフリカというボランティア団体の活動で、お灸で結核の補助的治療を行っているお話について触れました。

 

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結核という重い病の治療にもお灸が用いられて、効果が出ているということでしたが、今日は、もっと身近な症状の解消にも役立つよというお話です。

 

合わない靴を履き続けたり、歩き方の癖などで魚の目ができることがあります。

角質が楔型の芯となり内側に向かって肥厚するので、歩く度に痛みが生じます。

かばって歩くと足や腰を傷めることもあり、案外やっかいな皮膚病です。

病院では芯を液体窒素で壊死させたり、切開して取り除いたりする処置が行われます。

この魚の目、お灸を使うときれいに取り除くことができます。

もぐさを捻って魚の目に置き、火をつけて焼き切ります(途中で消さないで燃やし切る)。

これをひたすら繰り返します。

角質に据えるので、熱さは感じません。

小さいものだと芯が焦げてきて、ぽろっと取れることもあります。

大きいものは、魚の目部分が焦げて盛り上がってきます。

だいたい10分くらいお灸を据え続けることを何日か続けるとよいみたいです。

ぽろっととれなくても、徐々に小さく薄くなっていくようです。

魚の目の治療は、通常の鍼灸治療のついでにやってしまうことが多いです。定期的に通っている方の場合、治療の度にお灸していくと、少しずつ小さくなっていきます。魚の目取りだけ60分やるというのもいいかもしれませんが。ご希望いただければやってみたいと思います。

 

なお、イボにも同じようにお灸が使えますが、感覚が残っていたりすると熱いので、実際お灸治療を行う場合は状況を確認して取りかかりたいと思います。

 

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