お正月にかかりやすい国民病とは?
お正月、いかがお過ごしでしょうか。
のんびり過ごすのもよいですが、初詣やバーゲン、実家へ帰省など忙しくされている方も多いのかも。
そんなせっかくのお休みに、思わぬことで悩まされることがあります。
それは、おしりの痛み…痔ですね。。。
お正月は、痔になりやすい原因がいくつもあります。
寒い
年末年始はクリスマス寒波と言われることもある強い冬型の気圧配置で、急に気温が下がることが多くなる時期です。
寒いと血行が悪くなりますが、特に足が冷えるとおしりにもよくありません。
動かない
休みに入って通勤もなく、普段より運動量が減ります。
正月くらいゆっくりしたいと言って、ごろごろしてしまうこともありますね。
また車で帰省するような場合は、長時間座りっぱなしになりますがこれもよくありません。
血行が悪くなる他、便秘になりやすくなります。
普段と違う食生活
おせちをはじめとして、カニだマグロだと豪華な食事内容になったり、食事量も食べる時間も乱れることも多くなります。
お酒を飲む機会も増えたりします。
飲酒は血行がよくなりそうですが、下痢など便の状態を不安定にするのでよくないのです。
寝不足
年越しを迎えるために夜更かしをしたり、12時を過ぎてから初詣に出掛けたり、初日の出を見るために早起きしたり。
寝不足だと疲れが溜まり、鬱血もしやすくなります。
東洋医学的にも、痔は血の停滞、瘀血が原因とされることが多いです。
体質的なものもありますが、上記のような原因で一時的な瘀血の場合は、少しからだを動かしてみるのもよいかと思います。
一番いいのは、たくさん歩くことです。
遠くの神社まで歩いて初詣にいってみるとか、1、2時間の空き時間をみつけて外に出掛けてみるとよいかもしれません。
そして温泉やスーパー銭湯などでからだを温めるのもおすすめです。
痔は3人に1人は患うという疾患なので、特別な病気ではありません。
生活習慣に気を付ければ防ぐこともできます。
鍼灸治療でも改善可能です。
他の治療のついででも考慮してみますので、恥ずかしがることなくご相談ください。